WindowsXP サービスパック1(SP1)再インストール時のエラーメッセージについて



今日はSP2をインストールしてから調子の悪かったメインで使っているPCのOSを再インストールしました。
セットアップブートディスクを作って調子よくインストールしていましたが、ファイルコピーを80%ぐらい完了した所で、 「clspack.exe」をコピー出来ません。というエラーがでました。ん...?OSのインストールは今までにも何回かやった ことがありますが、その時にはこんなエラーは出たことがなかったのでかなりあせりました(☆_☆)
「clspack.exe」についてネットで調べてみた結果、OSをインストール中にこのエラーが出るのは、
@「メモリ、マザーの故障。」
A「ウイルスに感染した。」
B「WindowsXP SP1とWindowsXP SP1aの違いで起こる不具合」

というおおまかに3つの原因が見つかりました。
@についてはMemtest86 の公式ページから「Download - Memtest86 v3.2 ISO image (zip)」をダウンロードし、isoイメージをCDに焼いて試してみた結果 エラーは出ませんでしたのでどうもこれは原因ではなさそうです。

次にAはWindows XPのオリジナルCDにウイルスが入っているわけがないのでこれもまず違うと思います。

最後にBの現象になっている人は「clspack.exe」のコピーをスキップすると、さらに10個以上のJavaVM(Java Vertual Machine)関連の実行ファイル(.exe)とライブラリファイル(.dll) がコピー出来ないというエラーが出ると書いておられましたので、とりあえず「clspack.exe」のコピーをスキップしてみました。 するとBの現象になっている人が書いておられたファイルとまったく同じファイルがコピー出来ませんでした。
具体的にコピー出来なかったファイルは
「clspack.exe」、「javacypt.dll」、「javaperm.hlp」、「javaprxy.dll」、 「javart.dll」、「javasec.hlp」、「jdbgmgr.exe」、「jview.exe」、「msawt.dll」、「msjava.dll」、「msjdbc10.dll」、 「nt5java.inf」、「vmhelper.dll」、「wjview.exe」、「dx3j.dll」、「jit.dll」
ですが、これらのファイルをスキップしても問題なくインストールは完了しました。

OSのインストール完了後にこちらから javaのソフトウェアをダウンロードすればjavaで動く「Yahoo!Messenger」 の"将棋"も問題なく動作します。
ちなみに「clspack.exe」とは「Javaクラスのパッケージファイルを管理する」プログラムだそうです。
そしてこれらのJavaVM関係のファイルがなぜインストール出来ないようになっているかは「 Microsoft、裁判所の裁定に従って、Sun のテクノロジを出荷を見て頂けるとお分かりになると思います。

この文章をまとめるとマイクロソフトが提供していたjavaVM関係のファイルは Sun Microsystemsとの訴訟の関係で、マイクロソフト社から直接手に入れる事が出来なくなったらしいのです。
XPのSP1には、SP1(訴訟前)と、SP1a(訴訟後)があり、それぞれに起動ディスクが存在します。詳しくはこちら を読んで頂けたらお分かりになると思います。

ですので今回のOSをインストール中に起こったエラーの原因は、「SP1」のセットアップブートディスク(訴訟前)を使い、 「SP-1a」のWindows XP CD-ROM(訴訟後)でインストールをしたため、ブートディスクはJavaVM関係のファイルをインストール しようとし、XPのCD-ROMはJavaVM関係のファイルを読み出し禁止として処理を行ったため、起こったと思われます。
今回はだいぶあせりましたが、イロ×2ネットで調べてみてほぼ原因の究明が出来ましたのでここにまとめさせて頂きました。 間違っているところがございましたらまたご指摘頂けましたらありがたく思います。
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